順天堂大学医学部附属 順天堂医院
感染予防対策室
感染管理認定看護師
小松﨑 直美(こまつざき なおみ)
●おう吐物の処理方法
※おう吐物を処理する際の次亜塩素酸ナトリウム濃度は、0.1%。トイレや食器、衣類などの消毒は次亜塩素酸ナトリウム濃度0.02%となります。
※カーペットのおう吐物の処理
カーペットがおう吐物や下痢便などで汚れてしまった場合は、水や洗剤などを用いて、キッチンペーパーや新聞紙などでおう吐物を可能な限り拭き取ったあと、スチームアイロンで熱消毒します。
もし、カーペットが取り外せる場合は、熱湯で洗浄し天日干しするとよいでしょう。
※次亜塩素酸ナトリウムは、漂白作用があるため、色柄ものの消毒には不向きです。