ノロウイルスは、感染者の看病や、おう吐物・ふん便などの汚れものに触れた手、または食品を介して感染する非常に感染力の強いウイルスです。
ご家庭内での二次感染を防ぐためには、手洗いを頻繁に行うとともに、手の触れるところ、おう吐物やふん便の処理を適切に行う必要があります。
ノロウイルスには、アルコール消毒は、あまり効果がありません(*1)。次亜塩素酸ナトリウムか熱湯による消毒が有効です。
*1 国立感染症情報センターHP(2015.11)

次亜塩素酸ナトリウムは、市販製品のままでは高濃度なためうすめて溶液を作ります。
例えば、ミルトンを用いて0.1%の次亜塩素酸ナトリウム溶液を、500mLペットボトルで作る場合、ミルトン50mLに水450mLを加えることでつくることができます。
ミルトンのキャップは25mLをはかれるので、キャップ2杯分を空の500mLペットボトルにいれ、残りに水を継ぎ足せば、簡単に適切な濃度の消毒液をつくることができます。
※溶液は時間が経つにつれ効果がなくなりますので、作り置きはしないでください。
ミルトンならキャップ2杯(50mL)を500mLペットボトルにいれて水を継ぎ足し薄めるだけ!

すぐに対処できるように、事前に以下のものを準備しておきましょう。

作業を始める前に、マスク、ビニール手袋、エプロンを正しく身につけ、おう吐物やキッチンペーパーなどを破棄するためのビニール袋を広げておきます。バケツがあると便利です。
おう吐物を拭き取ったあとの消毒に使用する用に、拭き取り用のキッチンペーパーをビニール袋に入れ、消毒用の0.1%次亜塩素酸ナトリウム溶液で湿らせておきます。

最初に、拭き取り用のキッチンペーパーでおう吐物を覆います。
おう吐物は、周りの広い範囲(半径2m程度)に飛び散っていることもあるので、見落とさないように注意しましょう。
(範囲が広い場合は、新聞紙を使うと便利です)
次におう吐物を覆ったキッチンペーパーに0.1%次亜塩素酸ナトリウム溶液をかけて、おう吐物を拭き取りやすくします。
覆ったキッチンペーパーと一緒におう吐物を取り、ビニール袋に入れます。

おう吐物を拭き取ったら、0.1%次亜塩素酸ナトリウム溶液に浸しておいたキッチンペーパーで、おう吐物で汚れた所を拭き消毒します。
飛び散った範囲(半径2m程度)も考慮し、おう吐物で汚れてしまった所の周囲も外から中心に向かって拭きながら消毒します。

消毒後、さらに水拭きを行って消毒液を完全に除去します。
処理が終わったら、ビニール手袋、マスクの順番で外し、キッチンペーパーと同じビニール袋にいれて、しっかりと密封します。
密封したビニール袋をさらに別のビニール袋にいれて二重にし、よく縛って捨てましょう。
エプロンは洗剤でもみ洗いした後、0.02%の次亜塩素酸ナトリウム溶液に10分浸し、その後水で濯いで乾燥させます。
(ミルトンの場合=水980mL :ミルトン20mL)

すべての作業が終わったら、石けんと流水で手指をていねいに洗いましょう。
手洗い後、清潔なタオル、またはキッチンペーパーで手を拭きましょう。
次亜塩素酸ナトリウム溶液の使用後は、部屋の窓やドアを開けて換気を行ってください。


ドアノブ、手すり、椅子、トイレなど人が直接手で頻繁に触れる場所は、0.02%に希釈した次亜塩素酸ナトリウム溶液(ミルトンの場合:500mLペットボトルに水490mL、ミルトン10mL)を浸した布またはキッチンペーパーで拭き、その10分後に水拭きします。消毒に使用した布は消毒液には戻さないよう気をつけてください。
※次亜塩素酸ナトリウムは金属腐食性がありますので、金属部分の消毒後は拭き取りを十分にするように注意してください

ベビーグッズは、洗剤でよく洗ったあと、
「0.02%次亜塩素酸ナトリウム溶液」にひたします。
(ミルトン4L専用容器を使用する場合:水3920mL、ミルトン80mL)
パパ、ママのマグカップなどもまとめて消毒しましょう。
15分間ひたしたあと取り出して、水でよく洗い乾燥させます。
