器具・機材の消毒法

経管栄養セット(バッグ、チューブ)

  • 高濃度に微生物汚染を受けた経管栄養剤は、胃腸障害のみならず敗血症や肺炎などの原因になる。
  • 経管栄養剤の微生物汚染の原因の1つは経管栄養セット(バッグ・ボトル、チューブ)の微生物汚染です。経管栄養セットは洗浄や乾燥が行いにくく、微生物汚染を受けやすい。
  • 経管栄養セットは、本来使い捨てとしますが、コスト面などから繰り返し使用する場合は、個人専用とし、使用のつど洗浄と消毒が必要です。
【洗浄】バッグ型容器:水で2〜3回すすいで汚れを落とす。 ボトル型容器:洗剤で洗浄する。 チューブ:シリンジで水を通して汚れを落とす。 【消毒】0.0125%次亜塩素酸ナトリウムに1時間以上浸漬する。チューブはシリンジを利用して内部に消毒薬を通し、そのまま全体を浸ける。 【保管】次に使うまで浸けておく。 使う時は消毒液をよく振り切ってから使う。